だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

Wizards Storia-initium- 感想

12/4マチソワ観劇しました。私のコンディションが良くなかったこともあり全然響かなかったのですが一応記録だけ。

場所は六行会ホール。ロビー広いし席ふかふかだし高低差しっかりあって見やすい劇場でした。

ウィザストは大元が写真集で、物語の原作は小説という、少し変わったシリーズです。なのでパンフとかブロマイドの写真がめちゃくちゃいい、、あとキャストに殺陣振付師がいるので、殺陣がすごくカッコいい。ほかのキャストも聞いたことのある名前の方が多く、いわゆる実力派、なんだろうなあという感じでした。

なにが響かなかったかというと、やはりストーリーが……でした。「頭のいい設定のひとが頭良い行動をしてなかったよね」とか「整合性の取れないセリフが所々にあって違和感が拭えなかった」とか、とか。後者は、例えばミハイルが幼少期に親(悪の組織の親玉)についてモブにアレコレ言われて「とうさんとかあさんに謝れ!」と言い返すシーンがあり、謝れと言うってことは親のやったことしらないのかな?と思いきやそのあとに親のやったことは確かでそのために自分はつらいというセリフが出てきて、じゃあ謝れとは??と言う感じだった。

劇場を出る際、劇中の最後に出てきた手紙をもらえるという面白い試みがあった。これは純粋に面白かった。しかしながら、中身を読んでゲンナリ……。そもそも、劇中の冒頭でディーがミハイルに①時を止める魔法を使わないこと(ミハイルの身体負荷が高いため)②両親をちゃんと弔うことの2点を話してミハイルを怒らせるのだが、それと全く同じことが手紙には書いてあるのだ。①に関しては特に、クライマックスの戦闘でミハイルが「両親の罪を償うために身を削る魔法を使っているのではない」「みんなを守るために使うのだから、死に急ぐために使うのではない。生きるために使うんだ」ということを言っていたのに全然響かなかったんだな、と思った。いや、気持ちはわかるよ。そりゃミハイルに死んでほしくないもんね、ディーは。じゃあ戦闘の時のこの会話はなんだったん……。あと、手紙には「みんなを頼れ、そんな魔法に頼らなくてもお前ならみんなを守れる」と書いてあって、ミハイルを頼らずに命を落としかけ、そのためにミハイルが魔法を使ったのにお前がいうな!!という気持ちになりました。

 

個人的にはやっぱりベガさんの活躍というかちゃんと知将ぽいシーンが見たかったな……。本陣の部隊が手薄になっていて敵が何時に攻めてくるというところまで分かっているのならベガさんの雷が生きる状況下なんじゃ…なかったのか……。味方が少なければ巻き込む心配が少ないので……。敵は奇襲のつもりなんだから警備が若干手薄でも怪しまないだろうし、逆に陣形に誘い込めばよかったのでは。ステラとの関係だったり、見た目若すぎ問題だったり、パンフ読めばわかりはするけど、舞台の上でももう少し匂わせて欲しかったな…頼むぜ脚本