だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

うらがわの事件簿 感想

よーーーやく見れたー!!!!

あらすじを読んでめっちゃ見たいなって思って東京公演を待っていたのでした……仕事の関係で現地チケットは取れなかったのですけど、配信で観劇させていただきました。やったぜ!!

 

めっちゃ面白かったし見終わって「なんかすごい楽しかった!」って自然と思いました。

いや、皆キャラ濃っ笑

ジェバさんのあの感じのキャラ見るの初めてだったから新鮮でニコニコしちゃったし(ときりんさん本当にクセになる)永田さんのあのおっとり加減癒される〜〜力抜ける〜〜小町とか雨宮とか、ハッキリ言う役好きなんだけどあだにやさんと八幡さんが演じてるから余計好きだったな〜。いやー雨宮かっこよ過ぎでしょ!姐さんについていきたい…仕事場にいてほしい…あと途中のブーイングのガヤで藤田さんの声すごい聞こえた気がするんですけどいました?ゲストが中根さんの回だったんですけど、中根さんのあの安心感何……!?中根さんと言えばかなしみおじさんの飼育員の印象が強いからなのかああいうちょっとすっとぼけるところがあるお兄さん演じてるの好きだなあ。のど飴のくだりでドギマギしてる出雲ちゃんも可愛かったな!主演の大庭さんはありすに出てた方だったんですね。雰囲気全然違くて気づかなかった!

あと!問題の(?)盛蔵さん!!(笑)最初の銀行のセリフ仕込みのところをみて、てっきり犯人が銃を出したタイミングで盛蔵さんが台詞入ってくるのかなと思いました。が!銃を出してないうちから「銃を置け」ってセリフを始めちゃう盛蔵さん……なんでそのタイミングで行った!?笑やばさが際立ってて面白かったw

 

そんで本編の話。ガンガンネタバレするんですけど、最後の最後のどんでん返し、だ〜いすき!あそこのシーンがなければいろんな感想が真逆だったかもしれない。でもストーカーの冤罪の下りとか、ネットで擁護の声多数でハッピーエンドとか、「あれ?急にご都合主義?」ってなったところを全部「劇中劇でした」で回収するのニクかった(笑)何も言えねえwwご都合主義、といえば、うたちゃんが歌う前のブーイングのシーンが面白いなと思っていて。あそこでヤジが入ることによって「1人のファンだけに呼びかける舞台」に対する批判の目はあるぞ、ということになると思うんです。とことん私たち観客をうたちゃんに感情移入させたうえで「うたちゃんからの1人のファンへの想い」を昇華させて感動させる手もあったと思うんだけど、わざわざヤジを入れてるんですよね。あえてここはご都合主義にしなかったと。でもヤジを入れたことによって、あれだけ観客あっての舞台だと言ってきたのに「観客がブーイングを飛ばしてきた舞台なのに観客でないネットの声に喜ぶ」っていう矛盾ができてしまっている。ここをどう解釈したらいいのかなと。劇中劇だから作品自体の評価に影響しない、で済ますには大きいと思うんですよね。あとでアーカイブ見直すから、ちょっとそのときに考えます✋

 

どんでん返しの話にもどります。本編の話の内容がそもそも「舞台のうらがわ」なわけなんだけど、あそこでまた一つメタ的な視点にすることで本当の「うらがわ」に入れてもらえたような気もして少し嬉しかったなあ。私たち(観客)もカンパニーの一員になれたような、そんな感じがして。

でも考えれば考えるほど怖いシーンだよね、とも思う。最後ひっくり返るまで「すっごくファン思いで、周りに気を遣ってるうたちゃん」と「わがままで周りに当たる出雲ちゃん」を皆信じてたし、わかったつもりになってたじゃないですか。でも本当のことはわからない。最後のうらがわだって、あそこが本当のうらがわじゃない。人間って人間のことすぐわかったつもりになるからよくないんだよなあ〜(最後、ファンを大切に思う出雲ちゃんはいたけどファンを邪険にするうたちゃんがいなかったのは本当によかった)なんかウルマンさんのポッケの中の折々を思い出しちゃって……ポケ折のなかで「本当かどうかわかりませんねえ。山田権之助様は役者ですから」っていうセリフがあって、結構ことあるごとに思い出しちゃうんですよね……そう…ポケ折、フライドBALLさんでの再演はやく延期日程決まるといいですよね……、、

 

応援する俳優さんがいる身としては、ファンからの手紙によってああやって励まされているというのはすごく夢があって良かった。そうだったら良かったな、と思った。劇中出雲ちゃんの「あのファンがいて恥ずかしかった」ってセリフには死にましたけどねw(本心じゃないにしても)

全然本編関係ない話なんですけど、「兄を探して」が「あんりょ探して」に聞こえてしまって、途中で1人でツボってました( ˙-˙ )