だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

青空の卵 坂木司

読んでからちょっと時間経ってしまったけど、備忘録備忘録。

あらすじ。(http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488457013

外資系の保険会社に勤める僕・坂木司には、一風変わった親友がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちの鳥井は外部との接触を極力避け、僕を通じて世界を見ている。そんな鳥井の関心を外の世界に向けるため、彼との食卓に僕が出会った身近な謎を披露していく。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井は、果たして外の世界へとはばたくことができるのか。

主人公と作者が同じ名前だなんて、このシリーズ以外はどうするつもりなんだろう!?とドキドキしながら読みました。あとでwikで調べたら「ペンネームが思い浮かばなくて登場人物から取った」って書いてあってそっちのパターンは予想外だった笑

 

雑な括りで表現すると共依存的関係を結ぶ坂木と鳥井が日常の……というにはちょっとばかし非日常な謎を解き明かしていく話だ。個人的には刺さる時と刺さらない時がある。

読んでいくと、本筋と関係ないところでも急に「マイノリティの代弁」が始まることが多い。その内容自体はその通りだねと思うんだけど、なんだろう、唐突に始まるから違和感があるというか……。教育番組を見てる気分になってしまう。あと主人公の坂木が感受性豊かすぎてちょっとついていけないところがある。

前に読んだ時はもっと面白く感じたから、タイミングなのかなあ。