だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

コミンカフェ・リヴァージュには俺様猫がいる 伊織花純

推しさんが過去に朗読劇出てたので読みました!(直球…)疲れた時はこういうほのぼの?系が効きますね〜…

話の内容は、動物と話せる主人公藤嶋くんが店主をつとめるカフェを舞台にしたちょっぴり謎あり?ドタバタコメディ。

若干ミソジニーぽくて引っ掛かるところはある(高校のスクールカーストのくだり、別にスクールカースト上位者による見下しとか学校の治安によるのではって感じなのに一般論みたいに語られてて意味わからん)けど、基本的には楽しい話。あとめっちゃストーカーが出てくる。3人も出てくる。ストーカーに並々ならぬ憎しみを感じる。どちらかと言うとストーカー寄りのわたしは複雑な気持ちですわ。

 

最後のストーカーの章、締めくくりこれでいいの?と言う感じはする。常連客のストーカーをしてる女子高生に藤嶋くんが「ひぇー」ってなって、猫脱走してその後その女子高生出てこない(笑)会話の中では名前出てくるけど、クラスメイトの子が「あの子とはウマが合わないから話しかけないようにする」っていうくらいでさらっと終わってしまった。序盤「女子高生の目的はなんだろう?」と引っ張っておいてむしろ猫の脱走がメイン??

交際している相手のためならともかく、赤の他人のために人生の一部を賭けてしまうなんて。誰かのファンになると言うことはそんな捨身なものなのだろうか。もしそうだとしたら、そんな感情を受け止めるのは、とてもとても恐ろしいのではあるまいか。(中略)あんな怖さを味わうくらいなら恋愛なんかしなくてもいいとさえ思った

オイオイ推しさんになんて文章を読ませるんだ

この文章を出しておいて最後のまとめが

麻衣ちゃんみたいに潔くはなれないから、ぼくは堂々と近づいて傷ついていこう。不器用な失敗を繰り返しても、そういうのが一番ぼくらしい。

なのはいささか噛み合ってないんじゃないかなと。もしくは、説得力がない?

 

主人公の藤嶋くん、人間ぽくないところが好き。加賀さんと中島さんと接してる時だけ人間の感情でてくるのなんなんだろう笑

三人で仲良く暮らしててくれればいいですね。