だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

RPGスクール 早坂吝

この作者の本、「○○○○○○殺人事件」も読んだけど、いまいち刺さらなかったんだよなあ。

あらすじは以下。幼い頃幼馴染を通り魔から守れなかった主人公、剣先のまえに幼馴染とそっくりな超能力者が現れる。そしてその超能力者の師匠に当たる人物が殺されてしまい、主人公たち学校の生徒らは不可解なRPGの世界に閉じ込められてしまうのだった…とかなんとか。

超能力×探偵×RPGという。めっちゃ大学生が好きそう(偏見)

「〇〇殺人事件」がささらなかったのは、トリックがあまりにも下品で…というかそれは叙述トリックなのか??って思ってしまったからなんですよね。いや、まあ言われてみれば確かにね的なところはあるし、下品なものが悪いと言うつもりはないんです。なので本当に好みの問題なんだけど。

RPGスクールはなんで刺さらなかったんだろう…。トリックの肝になる部分が地理だったり、科学だったり、小説の外側にあるからかなあ。超能力が途中で進化するとかね、いやそんなん分からんてって思った。あと主人公の厨二ぽさがやっぱり気になっちゃって…

 

RPG中に出てくるモンスターの説明は好きです。キューピットとかいいよね。「心中による恋愛成就を専門に担当しているうちに、命を奪うことに快楽を見出すようになったキューピット」