だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

殺し屋にくびったけ(サブマン版)

ウルマンさんの初演、Askでの再演に続き…の今作。

初演?の映像をウルマンさんの映画祭で見てたので、今回の公演決定は本当に嬉しかったです。(感想の都合上、初演と比較して〜みたいなのが多くてすみません、初演は初演で好きです)

 

差し入れシステム(設定されたものの中から品物を選んで楽屋に差し入れができる)が導入されていて、賛否両論あるのかもしれないけど私的には全然あり!っていうかむしろ導入してくれてありがとうという感じでした。余っても使い回せるよう、賞味期限長そうなのを選びました(笑)宛名空欄で出しちゃったけど、「ミスシオン従業員へ」で出せばよかったな〜。トリートに問い合わせしてみたけど、間に合いませんでした……。すごいどうでも良い小話なんだけど、今回の差し入れシステムで私と同じ読みの方が同じ品物を違う日に差し入れしてるのをTwitterでみつけてめちゃくちゃ自我が揺らぎました。自分の記憶がないところで注文したのかなと(笑)

とくに今回は座席数を減らしていたわりにチケットの値段が上がらず、本当は3回行きたかったけどやっぱりコロナ感染リスクも考えて2回までだなと思っていたのでこういうところで支援できるのはありがたい。(このあとリピーター特典が出るとは知らず…。リピーター特典の件はまあまあ本気で呆れてるんです、全通特典が「推しキャストから貴方だけに送る動画」ってどういうこと?好きな役の、とかメインキャスト一同、とかでもなくて何故推しキャスト?私は好きな俳優さんを応援してチケットは取っているけど、俳優さんが演じてる役を、演劇自体を見に行ってるんです。なのにこの特典は、作品だけで客は釣れねえって言ってるようなものだと思います。客にも脚本にも失礼すぎる。そりゃ「推し」の熱狂的ファンの方が金払い良いんでしょうけど、その「推し」以外の役者さんにも失礼なのでは?作品が本当に面白かっただけに悔しい。サブマンさんとしては「ファンに喜んでもらいたくて」計画したのかな〜とは思ってるんだけど、だから余計に「なんでやねん!!!」って思いました。)

 

はい、本編の感想。

すごい久々の観劇ということを抜きにしても面白かったです。こういうこというとアレかもですが、初演に比べて話が分かりやすくなっていました。説明が増えてた!あと今回脚本が大きくかわったのは男とママのラストだと思う。ウルマンさんverをみたときは、男とママの立ち位置が分からなくて、どういう効果を見込んでる演出なんだろう?と思ったのを覚えています。ただの説明役なのかなとか、コメディ調にするためなのかなとか。最後はママが男を撃ってたし、初演は説明役に重点を置いてる気がした。過去の人たちとも距離が近かった気がするし。でも今回の再演では、流れを切る(重くさせすぎない)に重点が移ったのかな??最後も水鉄砲だったし。あれ、最後「サービスよ」で撃ってるのかな??(ママ、ラムさんの妹さんだったのか…!)結局男はなんだったんだろう、「アンタみたいなのがちょくちょく来るのよ」ってことはただの情報を仕入れただけの一般人?

今回テーマとして「正義か悪か」が掲げられていて、「復讐は復讐を生んでしまう」というところに落ち着いたと思うんだけど、初演に比べてそこの説得力が増したなあと思いました。ママが男を殺さなかったのも、殺してたら復讐の連鎖を断ち切ろうとしたラムさんの意志を無為にするわけだし。最後組長が死んだお嬢をじっと見る(お辞儀してたって感想を見かけたけど、私にはそこまで曲げてるようには見えなかった)シーンがあるのだけど、お嬢は復讐してくれる人はいないのかもしれない。多分、他の人にお嬢が殺されても組長は復讐なんてしないだろう(組のメンツのためならするだろうけど)

あとキャスティングについても年齢のメリハリが大きくなったなと感じました。そのぶんお芝居としての幅が広がったような。

結構左右に分かれて対峙するシーン多いから、後方の席のほうが見やすそう(今気づいてもどうしようもないけど)

 

あとは雑多にキャストの話。

女性陣めっちゃ、可愛い……。ランブロ買ったらレモンちゃん出た嬉しい。ラムさんも二宮もめっちゃ可愛い。ママの店でクダ巻きながら酒のみてえ〜!殺さないで話聞いてくれるかわからないけど。男がママをエスコートするときの仕草が好き。さりげないのよ。。あとレモンちゃんの声の高さが好き。ヤクザ集団の千歳、気づいたら包丁とまな板持ってるけどどこにしまってたんだろう…。てか指詰めるのってまな板使うの!?吉良がかっこよすぎて全然ゴミ袋(ゴミ箱?)じゃない。初演のヨレッとした吉良も好きだったけど中村さんの吉良はかっこ良すぎる!元刑事っぽさは増してる気がします。声にドスがきいている。中村さんの仕草が全部かっこよすぎてすごい。カテコのはけかたとか、拍手をまとめるのとか(笑)マスターのジャージ?姿もかっこ良すぎる…。バーテンの格好とのギャップが!すごい!魚勝もね〜〜ストーリー知ってるから「世界一周魚釣」のくだりですでに少しうるっときてるんですよこっちは。ラムさんに「ルール違反っすね」はずるいですよ。亀山刑事の声の低さにもびっくりしたんですが、あの低い声での「大丈夫」の説得力やばい。声色は才能。最期のラムさんとのセリフも初演と変わってましたよね?それがすーーごくよかった……。(さっき初演確認したら台詞じゃなくて声が大人→子供でしたね🙇)あと相葉さん、強そう(物理)

 

さて氷室浩介の話しますね。このブログ遡っていただければ私がめちゃくちゃ氷室好きなことわかると思うんだけど、正直期待大すぎて「思ったのと違ったらどうしよう!?」って思ってました。私は松本カズマさんの氷室が大好きなんですが、中三川さんの氷室もなかなかの"ヤバさ"でしたね……!!松本さんの氷室が「狂人」(もちろん褒めてます)だとすると中三川さんの氷室は「愛すべきおバカさん」って感じかなあ。気は狂ってなさそう。まだ理性がありそう。靴下から札出すのがスムーズすぎて面白い。好きなシーンです。「面白い匍匐前進」がうますぎて可愛かったw

 

観に行った土曜昼公演は機材トラブルでアフタートークがなくて残念だったけど、あんりょうさんを間近で見れたのはよかったな笑ウルマンさんの配信ではお顔拝見してましたけど、なんか感激した…。というかみにいったの土曜昼と千秋楽だから、一回もアフタートークみれなかったという運のなさ。でもじゃんけん大会楽しかったからな🙄全然残れなかったけど皆わちゃわちゃしてて面白かった。

 

あっ、仁くんの良かったところは本人に手紙で詳しく書くので、割愛!(笑)最期大声出すところで「こんな声出たんだ…」と謎の感動をしてしまいました( ˘ω˘)「アンタに惚れたかもしれない」……ラムさんに届かなかったですねえ。

族長の秋 ガルシア・マルケス

この本は読み返さないなと思ったので、学生の時のレポートでも晒しておきます。

今読み直すとマジでなに言ってんだろというレポート(圧倒的に説明が足りなすぎる)なんですけど、当時は高い評価もらってたんですよね。(おそらくは"田舎から出てきた垢抜けない""かつ物怖じしない""若い女性"だったから得た評価でしょうね)

以下読みたい人は読んでください。読んでも読まなくても多分人生に影響はないでしょう。

 

 150歳はゆうに超えているという彼の生涯はどのようなものであっただろう。ギネスによると122歳が世界記録というから、どうあがいても私たちは彼に近づくことはできない。まして彼は大統領という役柄であるので私たちには完全に物語の中の人だ。それどころではなく、彼は物語に出てくる一般市民にとっても異質なのである。

 この話には語り手が存在する。名前は出てこないが「われわれ」なるものとして出てくる。はっきりとした記述はないが、少なくとも常軌を逸脱した人物ではないようだ。一人称を複数形にしているのはおそらく同化作用を狙ってのことだろう。語り手は読者とともに一般の視点で大統領の一生にふれる。

 

裏面からしかこの生を知りえないという運命にあることを、また、現実という迷妄のゴブラン織りの縫い目の謎を解いたり、緯糸を整えたり、経糸の節をほぐしたりする運命にあることを、悟ったのだ。

 

 ゴブラン織りとは、綴れ織りのことで、さまざまな色糸を用いて人物や風景などを精巧に表すことができる。緻密にできた(しかしそれは迷妄である)現実に介入する運命であると悟ったのだ。では生の裏面とはなにか。文は以下のように続く。

 

もっとも彼は、もう手遅れだというときになっても彼にとって生きることが可能な唯一の生は、見せかけの生、彼がいるところとは反対の、こちら側からわれわれが見ている生だとは考えもしなかった。われわれ貧しい者たちの住んでいるこちら側では、果てしなく長い不幸な歳月や、捉えがたい幸福の瞬間が枯葉のように待っていた。(中略)結局、喜劇的な専制君主は、どちら側が生の裏であり、表であるのか、ついに知ることはなかったのだ。われわれが決してみたされることのない情熱で愛していた生を、閣下は想像してみることさえしなかった。われわれは十分に心得ていることだけれど、生はつかのまのほろ苦いものだが、しかしほかに生はないということを知るのが恐ろしかったからだ。

 

生には裏と表がある。大統領がいるところとわれわれがいるところである。もともと人間には一面としての生しかあたえられていない。最初の引用で裏面からしか生を知りえないと悟ったとあるが、それは勘違いだ。彼は生がつかのまであることを知るのを恐れていた。彼にとって生とは永遠であった。もっとも彼が生きた年月は一般の人からみたら永遠のようなものだろう。彼は死を恐れなかった。恐れる必要がなかったというべきか。彼には死が訪れないと思っていた。いや訪れることは理解していたがその本質を理解できていなかった。彼は生を愛さなかった。愛さなくてもそこにあると信じていたからだ。

とはいえ彼にも死は訪れる。それは一般市民となんらかわりないことだった。彼の死に際、死神が彼のもとを訪れる。彼は「まだその時じゃないぞ」と拒絶するも死神はその拒絶を拒否する。

 

この死は思いがけないものだった。これでは生きているとは言えない、ただ生き永らえているだけだ、どんなに長く有用な生も、ただ生きるすべを学ぶためのものに過ぎない、と悟ったときはもはや手遅れなのだと、やっと分かりかけてきたが、しかしそのために、いかに実りない夢にみちた年月を重ねてきたことか。

 

 彼は悟った。とはいえ彼のいう有用な生とは一般市民と隔絶されたものである。彼が自身の生と他人の生が同じであることに気づくことはなかった。

 彼が死ぬ直前のことである。

 

誰もわしらを愛してはいなかったんだな、と彼はつぶやいた。コウライウグイスに色付けをしていた血の薄い小鳥売りの女、全身に青かびの吹いた生みの母ベンティシオン・アルバラドの昔の寝室をのぞきながら、そうつぶやいた。あの世でゆっくり、おふくろよ、休んでくれ、と彼が話しかけると、お前もりっぱに死んでおくれ、と地下の納骨堂の母親が答えた。

 

母親であるベンティシオン・アルバラドは死後に聖女としての資格を手に入れかけた。彼は彼女こそ祭壇に祭られるのにふさわしい人物だと主張したがローマ教皇大使は奇跡は人為的なものであり神意ではないとの決断を下した。彼はそれを受け入れなかった。次にエリトリア人が調査にあたった。しかし結果はかわらなかった。発端は彼にせよ、彼の部下によって行われていたことだったのだ。「お前もりっぱに死んでおくれ」という台詞は母親同様、一般的な生をまっとうせよ、そして死ぬのだ、ということではないか。母親は奇跡の力を騒がれたが普通の人であった。彼もまた、大統領という立場であったが普通の人であった。

 彼の死は民衆に「めでたい」と形容される。民衆は喜びの歌を歌い、熱狂する。彼の残した数々の業績をさしおいて。彼への賛辞が虚偽のものであったとしても、そもそも彼の生死が不明であったときと死が発覚した後も市民の生活は変わらないはずではないか。もともと彼は死んでいたのである。彼がいつ死のうが市民には変化がなかったからハゲタカの襲来まで気づかれることはなかったのだ。民衆はなにに歓喜しているのだろう。それは永遠性との離別だと思われる。「永遠と呼ばれる無窮の時間がやっと終わったという吉報」との記述がある。彼は自分の死について、生について他人と分けて考えていたと前述したが、彼のその思い込みによって彼は永遠の象徴となっていた。誰もが生の永遠を望むがそれは望むだけにとどまる。実際に永遠を手にしたら人々はこれを邪険に扱うだろう。とらえどころのない幸福が永遠に続くわけではないのだ。むしろ生きる期間が長いほど不幸の量も多い。彼の死によって民衆は永遠という閉鎖された時間観念からようやく解き放たれることができたのだ。

檸檬の頃 豊島ミホ

確かお母さんが買ってきた本、だったと思う。

同郷秋田出身で早稲田卒の著者豊島ミホ…。私は早稲田大学に落ちたので早稲田卒が嫌いだから、やっぱり母親が買ってきたはずだ。

内容としては青春にまつわるオムニバスストーリー。前から思っていたのだけど、こういう「青春の甘酸っぱさ!」みたいなのを書ける方ってどんな学生時代を送ってきたのだろう……って思ってたら、あとがきに「スクールカーストの底辺だった」って書いてあって驚いた。卒業から執筆までになにがあったんだ…。私の考えているスクールカーストの底辺とは違うのかな…。

一番好きな話は「ラブソング」かな。主人公が嫉妬に苛まれたり、失恋したり、最後は少し努力が報われる話が好きだ。(全然関係ない映画出すけど、そういう理由で「心が叫びたがっているんだ」も好き)こういう話を読んで、「努力が報われるだなんて予定調和だ」などと毒づくのだからつくづく自分は性格が悪い。あまりキラキラした日常を描かれるとどういう顔をして読んだらいいのか分からない。

でも逆に「担任稼業」なんかは「うるせえ!!!!!」って思ってしまう……いやこの教師、志望校決めるクダリ糞じゃないですか?生徒はわかってくれないじゃないですよ、分かりたくないよあなたの人生なんか。

 

改訂完全版異邦の騎士 島田荘司

再読。御手洗潔と石岡の話。

これ面白いよねえ………映画化したらしいけど、どうやって映像化したんだろ。一人称だから成り立つような話なのに。

前に、ラストでひっくり返る話コーナーを作って物議を醸してた本屋があったけど、この作品はひっくりかえるって分かってても読めないと思う。良子が井原の手のものだっていうところが逆転要素だと思い込んで鼻高々でページをめくってそう。

真相解明パートがあまりにもスムーズに進んでいくから、人によっては「そんなうまく行くはずないだろ💢💢」ってなるかもしんないけど私は結構納得したかな。

終盤で一人称が変わるの全然気づかなくて、後書き読んではじめて気づいた…あほ……

あと、前に綱島に住んでいたからそれも面白かった。綱島-大倉山の路線沿いを目指して綱島駅から歩いて行く時に喫茶店なんて今はないけど執筆当時はあったのかな?オークラしか思いつかないな。

 

「異性に対する強い愛情は、悲しみと相性が良いということに、この時はじめて気づいた。」

言い回し良!

生きてるだけで、愛。 本谷有希子

学生時代に彼氏に振られてメンタルめちゃくちゃだったときに読んで好きだった本。つらい…

読み返してみても語り口の力強さがなんか元気もらえる。

 

話の内容としてはメンヘラ主人公寧子が好き勝手やってるって感じなのですが…

 

寧子の恋人の津奈木がね、元カレにめちゃくちゃ似てるんですわ……つらい……津奈木は編集長で元カレはライター?だけど……あと彼女に興味ないところとかめちゃくちゃ似てる……つらいなあ………

「おい、お前は文章にたずさわってメシ食ってんだろうが、なんで自分の彼女に一番楽してんだよらもっとちゃんと言葉考えてどうにかしろよ、」

「あたしを怒らせない一番の方法はね、とりあえずうなずいてやり過ごすことじゃないから。あたしが頭使って言葉並べてんのと同じくらい謝罪の言葉考えて、あたしがエネルギー使ってんのと同じくらい振り回されろってことなんだよね」

わかる〜〜〜!!!めちゃくちゃにわかる!!100億回イイネ押したい。(わかっちゃだめだろ)もうホントそれ。節約するな。

本当にこの本は「わかる」ところが多いんですよ…

前日譚の「頑張ってるのはわかるけど無意味」みたいな感覚とかね。なんだかんだ言って我々の行動って世界にはなんの影響もないんだよなあ。まあモノを創るからにはなにかしら影響が残ることを祈らざるを得ないんだけどそれでもときどき虚無を感じる。こっちはこんなにエネルギー使ってんだから世界も同じくらいエネルギー使って受け止めてよね!!(横暴だ…)

 

なんでこの本が好きなんだろーって考えてて、まあ単純に「常軌を逸している登場人物」とか「調和を壊す者」が好きとはいえそう。ドストエフスキー地下室の手記とか好きだし。

 

そういえば作者の本谷有希子さん、劇団やってるんだなあ。あといつのまにか芥川賞とってたんだなあ…機会があれば見に行きたい。あんまり公演やってなさそうだけど。

本日は大安なり 辻村深月

2回目の読了。久しぶりに小説読んだ気がする。なんで購入したんだっけ、多分大学の同期が辻村好きで読んでみようと思ったんだっけ…??

内容は、いろんな視点から同じ挙式会場の結婚式を描く群像劇形式。群像劇を見ると「伊坂幸太郎だ」ってしか思わないから伊坂幸太郎って偉大だなあ。

登場人物に恋愛的クズ(横暴なまとめ方だけど)が多くて、ちょとげんなりもする…いや、お上品な人ばかりだと話広がらないんだけど。クズが最終的に許されるばかりだから余計なのかも。

 

結婚ね〜〜〜結婚か〜〜〜しないからわかんないな!(感想が薄味すぎんか?)

梅雨のむらさき/リサイクル始めました

ウルマンさんの感想シリーズこれでラストかな?感想っていうには私事もかなり書いてるのでもはや日記だな…。

 

・梅雨のむらさき

朱音ちゃん顔可愛い……。あといつも名脇役の八幡さんがメインですごく嬉しい。

しっかしつらい話だなーー!!重たい話なんだけど、全体的にコメディ感を出していて、それが余計にテーマの重さを引き立てているというような話でした。

でもマッチョポンチョのコント音声が出てきたの笑っちゃったwテレビ出てる…売れたのかなw

ただ、これは私がフェミニストだからってわけじゃないと思うんだけど……強姦魔をコメディ要素に持ってくるのはハッキリ言ってダメだと思う。例えば強盗とか詐欺とかなら「生活のために仕方なく」「追い詰められて」とか同情できる要因はある(まあグレーだけど)でも強姦はそれと違うし、感情を寄せれる余地ないと思うんだよね…。あのシーン単体だとすごく面白いんだよね、だからこそ軽く笑わせとくかみたいなスタンスに首を傾げざるを得ない。笑うって、対象に多少なりともプラスの感情を持つってことだと思うし。

 

・リサイクル始めました

話の内容とテーマの関係性がとても好き。じわじわとタイトルが別の意味を持ち始める感じ。

おじいちゃんの買ってきたものを返品する/買い戻すっていうシーン、事件っちゃ事件だけど話の中だとそんなに重大に描かれてなくて、さらっと流されてた方だと思う。でもそれが実は誰かにとっては行動を変えるきっかけになっていた、というのがいいなあ。

なんだかみんながみんな相思相愛で、お互いのために動いてて、素敵な人たちなんだなあって。純粋に「いいなー」って思いながらみてた。いつもよりコメディ要素少なめ?かなって思ったけどその分ほっこり要素多めでした。

劇中劇も話わからんけど面白かったw(面白そうだった)

 

無料公開12日までって書いててから急いでみたけどもしかして延長してる……?💦

こんなに一気にたくさんの演劇に触れる機会なんて早々ないから、疲れたけど楽しかったな。前回の高円寺といい、ウルマンさん太っ腹過ぎるので頃合いを見て還元せねば……!