だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

改訂完全版異邦の騎士 島田荘司

再読。御手洗潔と石岡の話。

これ面白いよねえ………映画化したらしいけど、どうやって映像化したんだろ。一人称だから成り立つような話なのに。

前に、ラストでひっくり返る話コーナーを作って物議を醸してた本屋があったけど、この作品はひっくりかえるって分かってても読めないと思う。良子が井原の手のものだっていうところが逆転要素だと思い込んで鼻高々でページをめくってそう。

真相解明パートがあまりにもスムーズに進んでいくから、人によっては「そんなうまく行くはずないだろ💢💢」ってなるかもしんないけど私は結構納得したかな。

終盤で一人称が変わるの全然気づかなくて、後書き読んではじめて気づいた…あほ……

あと、前に綱島に住んでいたからそれも面白かった。綱島-大倉山の路線沿いを目指して綱島駅から歩いて行く時に喫茶店なんて今はないけど執筆当時はあったのかな?オークラしか思いつかないな。

 

「異性に対する強い愛情は、悲しみと相性が良いということに、この時はじめて気づいた。」

言い回し良!