だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

檸檬の頃 豊島ミホ

確かお母さんが買ってきた本、だったと思う。

同郷秋田出身で早稲田卒の著者豊島ミホ…。私は早稲田大学に落ちたので早稲田卒が嫌いだから、やっぱり母親が買ってきたはずだ。

内容としては青春にまつわるオムニバスストーリー。前から思っていたのだけど、こういう「青春の甘酸っぱさ!」みたいなのを書ける方ってどんな学生時代を送ってきたのだろう……って思ってたら、あとがきに「スクールカーストの底辺だった」って書いてあって驚いた。卒業から執筆までになにがあったんだ…。私の考えているスクールカーストの底辺とは違うのかな…。

一番好きな話は「ラブソング」かな。主人公が嫉妬に苛まれたり、失恋したり、最後は少し努力が報われる話が好きだ。(全然関係ない映画出すけど、そういう理由で「心が叫びたがっているんだ」も好き)こういう話を読んで、「努力が報われるだなんて予定調和だ」などと毒づくのだからつくづく自分は性格が悪い。あまりキラキラした日常を描かれるとどういう顔をして読んだらいいのか分からない。

でも逆に「担任稼業」なんかは「うるせえ!!!!!」って思ってしまう……いやこの教師、志望校決めるクダリ糞じゃないですか?生徒はわかってくれないじゃないですよ、分かりたくないよあなたの人生なんか。