だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

消された声 感想

10/7(土)観劇でした!ネタバレ不可とのことなので、ぼかしつつ書きます。

ちなみにわたしは、証拠云々のセリフで犯人がピンときました

最初と最後の緊迫感すごく良かったですよね……!何と言ってもOPめちゃくちゃよい。個人的には、OPの情報量はギリギリ処理しきれるくらいが好きなので好みドンピシャでした。舞台装置の使い方も良くて、ソウタとユウナの手が合わさらないところとか綺麗でした。全体的な演出も、ドアの使い方とかとかかっこよかったです。たま〜に場面の空気に音響と照明が先行しすぎてるところがあったなあ(音響照明がオーバーすぎ?)とは思いますが、ワクワク感ある演出が多かった印象です。

物語の内容は、めっっちゃシリアス!ユウナさんがとんでもなく魅力的なキャラクターだったので、余計ぐっときてしまった。犯人のあのひと、10年前はだれかに真実を見つけて欲しかったからああいう行動していたのだろうか。拘置所に紐なんてあるわけないと思うので、あれも仕組まれたものなんだろうか?一番行動が読めなかったのは斎藤さんで、彼はいつまで続けるんだろう…。トップになってから動き出すのかな?リスキーだなと感じた。あと、犯人の人は10年前のあれ以降は加担してなかったのかな?って最初のやりとりをみて思った。定期的にやってるならああいう返しはしないだろうなあ。根は悪い人じゃない気もする。

細かいところ。白井さんとマコトが家にいる時リサが来て、「いつも片づけてって言ってるじゃない!」っていうのは白井さんへの牽制なんだろうか(嫌な女の感想…)引っかかったのは最後の最後の白井さんのセリフで、彼女、ココロちゃんに「殺人犯の妹なんかじゃ」って言うんですよね。10年前に、マコトとココロちゃんが「周りの人が殺人犯の家族だという目で見てくる」という会話をしていて、犯罪者の家族だから〇〇みたいな偏見はよくないみたいな雰囲気が出てた、と思う。それでも「殺人犯の妹なんか」って白井さんが口にしてしまうくらい、この物語上だけでも偏見からは脱せなかったんだなあ、って悔しくなった。

それから、最後にマコトが探偵よろしく「お前はこうだからこうしてこうしたんだ」みたいなのを犯人に説明したシーンがあるのだけど、わたしは一部マコトの勘違いが含まれているんじゃないのかなと思っている。あのひとが事件に加担してないのはその前にマコトが説明してるんですよね…。もし、彼が犯人の任務を知っていて、協力をしていたのなら、わざわざマコトにあんなこというだろうか。彼があれを始めたのは10年前の事件のあとなんじゃないかな…

いろいろツッコミはあるものの、全編全役者がカッコよかったし、すごくキャラクターに魅力が宿っている作品でした。

 

役柄的に好きとは言い難いけど白石イツキ良かったです。飴、美味しそうだったなあ😋