だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

前夜祭 感想

きたぜ乗泉寺ホール!いや会場どこやねんっていう…

代官山からは15分しないくらい?かなあ。渋谷から何分だったかは測るの忘れました…。会場にトイレはあるけど、ホール横のは和式と洋式一個ずつでした。近くにカフェはあるけど少ないし一部二部通しで見る方は注意って感じ。あとこれ企画の人にお願いしたいのですが、まわりに休憩できるところがないので一部二部の間をもう少し開けていただけると助かります。今回は間が1時間半だったけど、開場が45分前で、自由席だから時間ぴったしに入ることを考えると休憩が45分しかなく……。お店のあるエリアに行くと45分じゃたりないので、もう少し長めにor指定席だと嬉しいなあ。

 

セットは手作り感がある感じ。(撮影OKとのことです)服や布を結んで、とか。なんかおぼんろのアトリエ(末原さんのブログでしかみたことないけど)みたいな感じがした。装飾をよーくみると着てるの見たことある服もあったりして、そういう意味でも楽しめました。伝説の(?)クマシャツの実物見れてめっちゃテンションあがりました。クマ!しかも客席を見てる角度で配置してる笑これ、わざとですね??

 

以下構成

前説/ライブ2曲「西伯利亞」「波浪」/MC/ライブ4曲「放火魔」「東京拘置所」「黄泉帰り」「十五、十八」/朗読「ジュロコロ」/岩佐さん、レイナカーレンさんによる新曲「夜霧四道」/挨拶/ラスト1曲「まっぴらごめんだわ」

岩佐祐樹さんが告知の時ずっと「レイナカーレンが〜」っていうからレイナさんとお呼びすべきかカーレンさんとお呼びすべきかわかんなくなっちゃったんですけど(笑)岩佐祐樹さんに準拠してレイナカーレンさんと表記させていただきますね。

 

■ライブについて

事前に紹介してくださっていた曲を聞いていたので、「これ聞いたやつだ!」ってテンションあがりました。一番とっつきやすいのは「黄泉帰り」かな、と思うのですが一番レイナカーレンさんの声で聞きたいのは「放火魔」かなあ。あと歌詞がスッとはいってきたのは「東京拘置所」。これ特に好きでした。予習動画だと、途中で「こちらは葛飾区役所です」ってはいるんだけど、ライブだと足立区だったのでびっくりしました。個人的には葛飾区のほうが語感が好き。拘置所って葛飾区にあるし。一部二部のあいだに同行者と話したら「引っ越した説」が出ましたけど、どうなんでしょー。

あと、放火魔のときのライトが好きです。曲も好きですけど。赤の濃淡がすごく雰囲気に合ってていいなあって思いました。

一曲目のシベリアかな?もしかしてライト一部と二部で変わってました?なんで青じゃないんだろう〜って思ってたら二部では青ライトでした。でもいかんせん記憶力が悪いのでわかりません!笑「シベリア」って行ったこともないのになんでか物悲しい響きがありますよね。なんでだろう。ソ連とか拘留のイメージがつよいのかな。全然自分とは縁ないのに不思議だ。

予習動画だと、声の印象が強くて逆にギターの印象うすかったんですけど、実際に聞いたらバランスがよくてめっちゃカッコよかった。いいなあ。またライブ聞きたい。

 

■朗読「ジュロコロ」について

人の涙を飲まないと死んでしまう生き物ドドプの「ジュロコロ」についての物語。ジュロコロを岩佐さんが、その他の役を岩佐さんとレイナカーレンさんで分担っていう感じの配役でした。レイナカーレンさんめっちゃうまくてびっくり。ファズ可愛い…

ジュロコロのなにが胸に響くかって「どうしようもないこと」だと思うんですよね。ドドプたちが涙を求めることは生きるためにはしょうがないことで、でもジュロコロの村の人々を救いたいというのもわかることだし。そういうどうしようもなくて、でもどうかしたくて、どうにもできなくて、みたいなことは世の中にもたくさん溢れてて、無かったことにしないことが本当に大切なんだとおもう……(坂口安吾の「文学のふるさと」を思い出しました)ドドプたちがルイマルムを襲撃する前に止めなよとか、そもそもドドプたちが涙を飲む方法として人間を傷つけることしか思い浮かばないのが悪いとか、言うのは簡単ですけどね。

あと、シャガルダの粉が撒かれたあとの村人たちの泣く理由が良かった。

自分の大切な人が隣で泣いているのをみて
悲しみ、もう一度泣いた。


自分を大切に思う人が自分を思って
悲しんだことを知り、
さらにもっと泣いた。

https://peraichi.com/landing_pages/view/jurocorobook/

ここがなんかすごく好き。すごく優しい世界だなあというか。こんな優しい人たちが悲しんで泣いているの、つらくないですか。

あとは、ジュロコロがけして「善いことをするために泣いてる人の話を聞く」わけじゃないのが好きだ。ただただ、話を聞いてくれる。悲しいときって親身になってアドバイスをしてくれるのも嬉しかったりするけど、ただ話を聞いてくれる場所ってなかなかない。

劇中曲もめっちゃかっこよくて、冒頭天使と悪魔のとこと、ジュロコロが行き倒れるとこの音楽が好きでした。

岩佐さんが舞台「地獄」のパンフで、「自殺しようとしてる人がいたらどうしますか」って質問に「聞き手になります」「寄り添います」「精一杯向き合います」って答えてるのがすごく嬉しくて印象に残っているのだけど、ジュロコロの世界を聴きながらずっとそのことを考えていた。。全然、そんなつもりなんかなくたっていいんですけど、岩佐さんってちょっぴりジュロコロに近しいなあって。(動きが面白いって意味じゃないよ!!!)うーんよくわかりませんけど!!

 

■新曲

共同制作になるのかな?「夜霧四道」。

なんだろう、すごく好きだし聴きながらいろいろ考えてたんだけど、書いては消して書いては消してで書けることがない…(?)なんかわかんないけど一部で初めて聞いたときに胸がいっぱいになってしまって心臓を押さえながら聞いてたのがわたしです…。えーん、ちゃんと感想かくからあと500回くらい歌ってください!!!!!もっと聴きたいよ。

ラストの曲、二人の出会うきっかけになったウルマンの「いちについてよーい」でレイナカーレンさんが歌ってた曲っていうのがエモかったですね!

 

今回の企画が岩佐さんによる「好きなもののプレゼン」だったのが嬉しかったのです。嫌いなもの言わないけど、好きなものも言わないよなあってわたしも思っていたので……。三谷幸喜とABCと美味しいものが好きだよね、くらいしか知らない(笑)ちょっぴり内側に招き入れてくれてめちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございました。これからもいろんな岩佐さんにとっての「善いもの」をシェアして欲しいし、今回のイベントがいろんなものの第一歩になればいいなあ。

あっ、MCの漫才も面白かったです笑

 

あと、あの、スタッフに片山さんがいるとは思ってなくて、めっちゃ取り乱してすみません。(スタッフの某柳さんはめっちゃ人に囲まれててすごかったw)

ハットかぶってるからもしかして?って思ってたんですけど、岩佐さんが「前の事務所の仲間で」っていうからもう確信片山さんじゃん!ってなって話しかけちゃった…普段全然こんなことしないのに……。急に「最近マシェバラみてマシェリ好きになったのにもう解散してて!」っていいながら目の前で女が膝から崩れたの軽いホラーでしたよねホンットすみませんでした。90分椅子座ってて膝緩んでたんでしょうね、崩れ落ちてわたしもびっくりしました。片山さん優しかったけどマジですみません。玉永さんの舞台見に行った時も思ったけど、ツイキャスの動画でみるよりもみんなめちゃくちゃかっこいいじゃん…少コンまだ観に行けてないけどスケジュールは毎回チェックしてるのではよ観に行きたい。マシェリほんとすきで…for loveの映像資料とかあったりしないんですかね……。