だいたいうろ覚え

物忘れが激しくなってきたので備忘録

地獄(男〆天魚) 感想

なんてエゴサ(パブサ)のしにくいタイトルなんだ笑

現地で観劇予定でチケット購入してたけど、ご時世柄しょうがないですね……。配信やってくれただけで感謝なのに物販まで……ありがたい……!

前説面白かったw平均体温低すぎて心配になるw

 

劇場で見たかった、のはもちろんだけど、多分この作品だと人によって笑うところが違うと思うから家でよかったとも思いました。周りと違うところで笑っちゃうと気まずくないですか?

ちなみにわたし的にウケたのは「言わせてもらうけど、言わせんなよ察しろよ」のセリフの良さと最後娘からの贈り物がサロンパスで和菓子じゃないんかい!っていうところでした。律儀に、日付変わってすぐに娘さん来てるんだよね。(夜遅いから気をつけて帰ってね…)逆に笑い堪えてるところは私はあんまり笑えなかった…「笑いを堪えてる」っていうこと自体はウケた。いや、笑えなくないですか、パンさんがアゲハさんに強要されてるとことか普通に見るのつらかった。笑っちゃダメだと思った。

あっ、青木さんが途中でみんなのことを励ますシーンが1番地獄で私の中で盛り上がりました!こんなに地獄なことある!?w一周回って元気出てくる😊なんで青木さん和菓子屋さんなのにモンブラン作ってくれるんだろう、河童さん実はモンブラン好きなのかなあ。いや、でも青木さんのことだから多分好物作ってあげるとかしなそうwたまたま嫌いなものを作ってしまうくらいやりかねないw

 

話の途中まで、これ参加者が誰でも同じ結末になったのでは?と思っていたけど、最後役者の2人と作家の設定が生きててよかった。後半の死神さんの「みんなを死なせようとする言葉」、一生参加者に付き纏うんじゃないかな。そしてそれは間接的に言葉を受け止めてる私たちにも。自信を得た3人と娘さんからの物理的な証拠を得た河童にとっては少し違うのかもしれないけど……。でも古賀さんのあの説得力のある声色で刷り込まれてしまった。芝居に騙されて部屋を出た人たちは死神が気絶したこともしらないからデータの流出にも怯え続けるのかもしれない。自殺が悪ならばそれは集団自殺しようとした罰だと言えるのかもしれない。でも「自殺って悪いことなんですか」という問いを投げておいてその答えをくれてないんです、この作品は。ただ自殺をとめたい人とやめた人がいるだけなんです。役者も、作家も、お父さんも、局地的な救いしか与えられていない。私のなかでは自殺の善悪についてはもう答えが出ていて、それを揺るがす話ではありませんでした。この観劇をきっかけに自殺の良し悪しについて考える人がいたら結論を聞いてみたいな。

「自殺は悪いことじゃない/悪いことだ」というのと、「目の前で人が自殺をするのを止めたい」というのは両立するのに、死神さんがなんでか「悪いことかどうか」の土俵をもってきたもんだから結論が分からなくなってるような気もする……。

 

うっちゃんとひきこもりくん、手を取り合うのはいいけどそこから先は共依存だぜ気をつけな!!😎

あと二枚目役じゃないカケルさん初めて見ました!絶対1番のイケメン役だと思ったのになあ…。

 

よし、二周目見てきますか。終わってすぐ見返せるのは配信の強みですね。

 

(5/8追記)

河童さんの「はぅあ!?」何回聞いても可愛くて好き

アンパンマンのくだりは「雰囲気に飲まれて正気を失ってる」シーンだと思うんですよね……。みてて怖くなってしまう。でもあの異常な陽気さがあってそのあとの淡々としたシーンが生きてくるんだろうな。

2回目みたらコメディだ!って思ったから、重すぎて見返せないって人ほど時間を空けてDVDみてほしいな〜